
世界は今、急速な高齢化という共通の課題に直面しています。介護人材の不足、高齢者への虐待、家族やケアスタッフへの大きな負担。日本をはじめ世界各国でこうした課題が深刻化する中で、「より良いケアとは何か」という問いへの関心はかつてないほど高まっています。
私たちは2015年から10年以上にわたり、日本全国の介護施設や地域を訪ね歩き、高齢者ケアの実践を調査・研究してきました。その中で見えてきたのは、規模や運営形態、地域性を超えて、多くの人から「良いケア」と評価される現場には共通点がある、ということです。限られた人員や資源の中でも、高齢者とその家族、働くスタッフまでがいきいきとしている施設には、ひとつひとつのコミュニケーションや日々の実践にそのヒントが眠っています。
私たちは、そうした現場に共通する価値観や実践を言語化・体系化し、研究論文や書籍の出版、国内外での講演を通じて、「より良いケアのあり方」を発信してきました。また、研究者として、国内では延べ250施設、4,500人以上の介護従事者を対象に、介護現場のケアの質向上を目的とした研修・人材育成に取り組んできました。
そして今、世界で最も早く超高齢社会を迎えた日本は、高齢化の課題先進国として世界中から注目を集めています。「日本の介護を実際に見て学びたい」という声は年々増え続けている一方で、現場のノウハウはまだまだ言語化・翻訳されず眠っています。
私たちは、そのような介護現場のノウハウを世界に発信し、共に未来の介護のあり方をつくるべく、2025年、東京都主催の理系学生向け社会課題解決インキュベーションプログラム「TOKYO MOONSHOT」による支援のもと、非営利型株式会社KOTOBUKIを設立しました。
「KOTOBUKI(寿)」とは、日本語で「長寿を祝い、人生を尊ぶ」という意味を持つ言葉です。高齢化が「問題」として語られがちな時代だからこそ、私たちは日本を拠点に「より良いケア」を探究し続け、その価値を世界へ発信していきます。
年を重ねることを喜び合い、
自分や大切な人の長寿を心から祝福できる社会の実現を目指して。
メディア掲載・受賞歴
出版
・2022年 丸善出版『ともに生きることば―高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』出版(金子智紀, 井庭崇)
受賞歴
・2015年 「グッドデザイン賞」受賞(2015年 丸善出版『旅のことば:認知症とともによりよく生き
るためのヒント』 出版プロジェクト)
・2021年 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が支援する慶應義塾大学における次世代研究
者挑戦的研究プログラム「未来社会のグランドデザインを描く博士人材の育成」採択
・2023年 経済産業省主催OPEN CARE PROJECT AWARD 2023「OPEN IDEA部門」にて受賞
・2024年 公益財団法人日本国際交流センター及び東アジア・アセアン経済研究センター主催 アジ
ア健康長寿イノベーション賞 2024「国内優秀事例」に選出
公益財団法人日本デザイン振興会・主催 GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2024 入選
アカデミスト株式会社主催『academist Prize 第4期』 採択
朝日新聞社主催未来事業イノベーションアワード vol.02 ファイナリスト選出
SHE株式会社・株式会社ポーラ・オルビスホールディングスが主催する女性次世代起業家
輩出プロジェクト「NEXT FOUNDERS」にて、優秀賞を受賞
・2025年 東京都「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業」協定事業 社会課題解決インキュ
ベーションプログラム 「TOKYO MOONSHOT」採択・同プログラムにおける「TOKYO
MOONSHOT ビジネスピッチ The Final」にて、最優秀賞を受賞
13th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 2025 「INNOVATION OF THE YEAR –
CAREGIVER MODEL 部門」のファイナリストにノミネート
一般財団法人品川ビジネスクラブ主催(共催:品川区)経済産業省関東経済産業局が後援
する「ビジネス創造コンテスト2025」にて、企業賞(ATR賞・Linked.Assist賞)を受賞
新聞
2022年02月18日 タウンニュース(大磯・二宮・中井版)
2023年02月01日 読売新聞
2022年03月25日 タウンニュース(大磯・二宮・中井版)
2024年10月21日 毎日新聞朝刊(2面)
2024年11月01日 タウンニュース(平塚・大磯・二宮・中井版)
2024年11月08日 タウンニュース(平塚・大磯・二宮・中井版)
雑記・機関紙
2022年03月26日 ケアマネージャー 2022年4月号
2022年05月10日 たびだち101号(2022年春季号)
2022年08月30日 月刊ケアマネジメント9月号
2024年06月01日 月刊シルバー人材センター 6月号 ※巻頭インタビュー
Webニュース・記事
2022年07月05日 みんなの介護(介護の教科書)
2022年07月11日 みんなの介護(介護の教科書)
2022年08月24日 介護ニュースJOINT
2022年08月30日 なかまある(朝日新聞デジタル)
2022年08月31日 福祉をたずねるクリエイティブマガジン「こここ」
2022年09月08日 HELPMAN JAPAN
2022年11月12日 学生による学生のための福祉WEBマガジン wel-bee
2023年02月13日 高齢者住宅新聞社Online
2024年03月14日 経済産業省プレスリリース
2024年04月10日 SFCニュース
2024年05月02日 METI Journal ONLINE
研究実績
研究論文
- 金子 智紀, 井庭 崇“パターン・ランゲージを用いた対話における気づきと学び:高齢者ケア実践についてのコミュニケーション支援”「ヒューマンインタフェース学会論文誌」,2024年2月,第26巻第1号,pp.51-pp.62
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金子 智紀, 井庭 崇“介護現場におけるケアの経験共有を促す方法の提案―ケア実践のパターン・カードを用いたワークショップ―”「対人援助学研究」,2023年10月,第14号,pp.72-pp.84
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Tomoki Kaneko, Iba Takashi, Konomi Munakata (2026),“Pattern Language for Elderly Care at a Nursing Home,” The Journal of Aging and Social Change
国際会議発表
- Konomi Munakata, Ayaka Yoshikawa, Haruka Mori, Tomoki Kaneko, Takashi, Iba, “Pattern Mining Workshop: Practice of Clustering with KJ Method”, Pursuit of Pattern Languages for Societal Change conference 2017 (PURPLSOC2017), Krems, Austria, 2017
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Konomi Munakata, Tomoki Kaneko, Takashi Iba, “Pattern Illustrating Workshop”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019年7月
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Takashi Iba, Tomoki Kaneko, Rio Nitta, Erika Inoue, "Dialogue workshop for using Pattern Languages for supporting everyday life", PLoPourri, 29th Conference on Pattern Languages of Programs (PLoP 2022), September, 2022
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Tomoki Kaneko, Takashi Iba, Konomi Munakata. “The 30 Extracted Patterns of the Innovative Practices of Dementia Care Service in Japan” Alzheimer's Disease International Asia Pacific Regional Conference 2022 (ADI-APRC 2022), Taiwan, Taipei, December 2022.
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Tomoki Kaneko, Takashi Iba. “Utilization of Pattern Language for Realizing Dementia-Friendly Society” 4th International Conference on Dementia and Alzheimer Rehabilitation, UK, London, February 2023.
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Tomoki Kaneko, Takashi Iba, Konomi Munakata. “Online Dialog with Using a Pattern Language for Living Well with Dementia” IAGG Asia/Oceania Regional Congress2023 (IAGG-AOR2023), Japan, Yokohama, June 2023.
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Tomoki Kaneko, Takashi Iba. “Learning from Japan’s Advanced Practices in a Super-Aging Society: Utilizing Pattern Language to Shape the Future of Elderly Care” World Virtual Congress on Dementia and Alzheimer’s Diseases (DAC2024), Online, February 2024.
代表者紹介

金子智紀

宗像このみ
KANEKO TOMOKI
KONOMI MUNAKATA
博士(政策・メデイア)
非営利型株式会社KOTOBUKI 代表取締役社長
/公益社団法人 高齢者福祉事業支援協会 理事/NPO法人MOTTAI 理事
/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
著書:
2022年 丸善出版『ともに生きることば―高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』(金子智紀, 井庭崇)
その他の経歴:
・特定非営利活動法人認知症フレンドシップクラブ本部スタッフとして運営に従事(2015年~2020年)
・介護福祉法人ぐるんとびーに非常勤スタッフとして勤務(2019年~2021年)
・令和3年度老人保健健康増進等事業「認知症に関する国際交流プラットフォーム構築のあり方に関する調査研究事業」 委員、日本認知症国際交流プラットフォーム 編集委員長(2021年~2022年)
非営利型株式会社KOTOBUKI 共同創業者・COO
資格:
・国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ資格(PCC)
・国際バカロレア バイリンガル資格
その他の経歴:
・慶應義塾大学にて金子と共に高齢者ケア研究プロジェクトに参画、国際論文執筆や丸善出版『ともに生きることば―高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』(金子智紀, 井庭崇)の出版に従事(2016年~)
・株式会社コーチ・エィにて述100人以上の経営者・マネジメント層へのコーチングを担う(2020年~2025年)
